神奈川県の新空港が武装集団に占拠された事件から1年後、警察官の武蔵三郎が再び最悪の事態に巻き込まれる。武装集団は人質を人質に取り、武蔵は交渉役として空港に呼び出される。一方で妻の裕子も別の事件に巻き込まれていた。
武装集団の正体は1年前の事件の関係者たちだった。彼らは"獣"と名乗り、空港占拠の目的や本当の計画を次第に明かしていく。武蔵は彼らの過去や動機を紐解きながら、人質救出と事態の収拾に奔走する。
しかし状況は次第に深刻さを増し、集団内の裏切りや分裂、さらには武装集団が最悪の結末を企てていることが明らかになっていく。武蔵は最後の決戦に臨み、事件の根深い真相と獣たちの願いを知ることになる。