病理医の藤巻達臣が発見した殺人球菌「ギフト」を使って、心臓外科医の白鳥稔が権力争いで敵対者を次々と殺害していく。白鳥の下で働く藤巻は、妻の命を人質に取られ、白鳥に協力せざるを得なくなる。
一方で、検査技師の久留米穂希が偶然生み出した球菌が実はギフトの正体だと分かる。久留米は自分の無実を主張するが、白鳥は彼女こそが真犯人だと疑っていた。
やがて白鳥の配下たちが反旗を翻し、白鳥を追い詰めていく。真犯人の正体が判明すると、藤巻と久留米は真犯人に立ち向かうことになる。
ギフトを生み出した目的や経緯、そして真犯人の正体と動機が明らかになり、欲望に捕らわれた人間たちの運命が姿を現す。藤巻と久留米は、誰一人犠牲者を出さないため、真犯人に立ち向かう最後の戦いを展開する。