五十宮倫子は徳川家治との婚儀を控えていたが、家治のことがよくわからず婚儀に気乗りしない。その後、家治に抱かれないことで女中たちからあざけられるが、倫子はお品に言い返してはいけないと言い渡す。
倫子の側近のお品は、倫子の料理を手伝う葉山貞之助と仲良くなる。一方で、松島の局は倫子に側室のお知保を設けようとするが家治は拒否する。田沼意次は権力を握ろうと家治の過去を脅す。
倫子は子供ができず悩むが、お香の薬草が原因だと分かる。松平定信は倫子の気持ちを慰める一方で、お品の子を将軍世継ぎにしようと企む。しかし倫子は流産してしまう。
定信は家治の血を根絶やしにして幕府の支配者になろうとたくらむ。一方、家治は自分が将軍家の血を引いていないことを倫子に打ち明ける。倫子は定信の企みを知り動揺する。
最後に浅間山が噴火し、暗雲が立ち込める中、家治は田沼を呼び寄せる。