逢原雨(永野芽郁)と朝野太陽(山田裕貴)は高校時代の恋人同士だった。ある事故で重傷を負った太陽のために、雨は"案内人"の日下(斎藤工)から提案された"奇跡"を受け入れる。それは、雨の五感を差し出す代わりに太陽の命を救うというものだった。
雨は次々と五感を失っていく中で、太陽との思い出の場所を巡る。最後に残された"聴覚"を失う直前、太陽は雨に"心を支える言葉"を伝えようとするが、結局伝えきれずに雨は五感をすべて失ってしまう。
しかし、雨は太陽のために前を向いて生きていく決意を持つ。一方で、案内人の千秋(松本若菜)は実は太陽の母・明日香の姿をしていたことが判明する。雨と太陽は、互いの思いを確かめ合いながら、これからの人生を歩んでいくのだった。