この作品は、型破りな新人弁護士・神波亮子と、彼女を取り巻く人々が、様々な社会問題に挑む法廷ドラマです。
亮子は突然弁護士として現れ、周囲を戸惑わせながらも、次々と事件に関わっていきます。彼女の弁護士らしくない言動や、素性の分からなさ、そして東大法学部卒の若手弁護士・杉浦との対比が、物語の面白さを引き立てています。
扱う事件は多岐にわたり、自殺教唆、歌詞の盗作疑惑、精子提供を巡る問題、名門サッカー部の体罰問題、高額医療の不正疑惑、遺産相続、ドラマロケ地を巡るトラブル、闇バイト組織、そして環境汚染問題と、現代社会が抱える様々な問題に焦点を当てています。
各事件を通して、依頼人や関係者の人間模様が描かれるとともに、事件の背後に潜む「モンスター」、つまり社会の歪みや人間の心の闇が暴かれていきます。
さらに、亮子と、12年前に失踪した父親であり、同じく弁護士である粒来との関係も重要な要素です。物語が進むにつれて、二人は法廷で対決することになり、複雑な親子関係が描かれます。特に最終章では、環境汚染問題を巡り、親子で初めて同じ方向を向いて裁判に挑むことになります。
この作品は、単なる法廷ドラマにとどまらず、社会問題への問題提起や、人間ドラマ、そして家族の絆を描いた、見応えのある作品です。