このドラマは、お笑いの世界に足を踏み入れた若林と山里の物語を通じて、成長と友情、挫折と成功を描いています。物語は2021年の解散ライブから始まり、その日を境に過去から現在、そして未来へと展開します。
若林と山里は12年前、異なるコンプレックスを抱えたまま出会い、お笑いの道を志しました。二人は自分たちの個性や悩みをネタにして笑いに変え、観客を楽しませることで徐々に成功を収めていきます。しかし、その道のりは簡単ではありません。ライバルや厳しい現実と向き合いながらも、彼らは芸人としての一歩を踏み出すために努力し続けます。
物語は過去へ遡り、大学生だった若林がアフロヘアーになり、山里がNSCでの修行時代を描きます。彼らは才能や自信を見つけることができずに悩み、笑いと涙の中で自身の成長を遂げていきます。その過程で出会う仲間たちやライバルたちとの関わりも、ドラマに深みを与えています。
特に注目すべきは、ユニット『たりないふたり』の解散後の物語。若林の倒れた病院でのシーンから、22年前に遡り、彼らがどのようにして芸人としてのキャリアを築いていったのかが明らかになります。解散後の未来への展望や、それぞれの道を歩む若林と山里の姿が、感動的で深いストーリーとなっています。笑いと涙、そしてお笑い芸人としての情熱が織り交ぜられた、青春サバイバルストーリーの魅力がここに完結します。