2023 Spring プライム帯ドラマ
CX Monday 21:00 『風間公親－教場０－』
『風間公親－教場０－』は、木村拓哉主演の刑事ドラマで、『教場』シリーズのエピソード０として、刑事指導官・風間公親の過去を描いた作品。警察学校での特殊な空間を離れ、風間が刑事として活動していた時代を掘り下げ、彼の冷酷な性格や“隻眼の教官”としての変貌の理由が解き明かされます。
物語は、風間が警察学校の教官ではなく、刑事指導官として働いていた時代を描き、彼が後輩刑事たちと共に厳しい事件捜査に挑む様子を追います。この時期の風間が、後の『教場』シリーズでの冷酷な教官となる過程が焦点で、彼の過去や謎めいた一面が浮かび上がります。
君塚良一の脚本と中江功の演出により、『教場』シリーズの原点が明らかにされ、木村拓哉が再び主演することで、ファンには新たな驚きや興奮が期待されます。物語は、刑事ドラマの王道を逸脱し、独自のスリリングな展開とキャラクターたちの複雑な心情が絡み合いながら進む、興味深い作品となっています。
CX Monday 22:00 『合理的にあり得ない』
『合理的にあり得ない～探偵・上水流涼子の解明～』は、天海祐希が月9ドラマに初主演し、松下洸平と初共演する注目の作品です。元弁護士で頭脳明晰な女性探偵・上水流涼子が、IQ140の天才バディ・貴山伸彦と共に、あり得ない手段であり得ない敵に挑む痛快エンターテインメントとして展開されます。
物語は、涼子が探偵事務所を設立し、様々な依頼を受け、法律や常識を無視して超大胆な方法で事件を解決していく様子を描きます。彼女は殺しや傷害以外の依頼を全て受け付ける異色のスタンスを持ち、そのための依頼料も破格の200万円。激辛の食べ物が大好きで、独特な嗜好が彼女のキャラクターを一層際立たせています。
天海祐希が演じる上水流涼子と、松下洸平が演じる貴山伸彦は、異なる個性を持ちながらも、共に事件の解決に挑みます。貴山はIQ140を超す頭脳明晰な青年で、女性が苦手な一面も抱えています。上水流涼子の突拍子もないやり方に引っ張られつつ、バディとしてコンビを組んで事件に立ち向かいます。
このドラマは、令和のベストセラー作家である柚月裕子の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』を原作としており、柚月氏の独自のミステリーが、痛快でドラマチックに映像化されています。
CX Wednesday 22:00 『わたしのお嫁くん』
『わたしのお嫁くん』は、波瑠が初めてのフジテレビ水曜ドラマ主演を果たし、共演には高杉真宙が登場する社会派ラブコメディです。
物語は、営業成績ナンバー1のOLでありながら、プライベートではズボラな一面を持つ速見穂香（波瑠）が、家事力最強の後輩・山本知博（高杉真宙）を嫁に迎えることになるという展開です。波瑠が演じる速見穂香は、仕事ではパーフェクトなOLとして憧れられ、家庭ではズボラな生活を送るという対照的な魅力を持つキャラクターです。高杉真宙が演じる山本知博は、家事において神レベルの腕前を持つ後輩であり、穂香の家にルームシェアすることになります。
物語は、二人の異なる生活スタイルが絡み合い、新感覚の男女のあり方や現代の働く人々の姿を描いた社会派ラブコメディとして展開されます。柴なつみの人気コミックを原作に、笑いあり、心温まるストーリーが視聴者を楽しませることでしょう。
また、波瑠が速見穂香役で、高杉真宙が山本知博役を演じ、二人の初共演が期待されます。ドラマには新たな時代の男女の関係や、働く人々の生活に対する新しい視点が詰まっているとされており、社会派の要素とコメディが融合しています。
CX Thursday 22:00 『あなたがしてくれなくても』
このドラマは、奈緒が初主演するフジテレビの連続ドラマで、レス歴２年の人妻を主人公に、岩田剛典、田中みな実、そして永山瑛太が共演します。タイトルは『あなたがしてくれなくても』で、夫婦のセックスレスをテーマにした大人の恋愛ドラマです。
ストーリーは、30代男女の禁断の恋愛を描き、セックスレスが社会的な問題となっている現代の夫婦の姿を浮き彫りにしています。原作はハルノ晴による同名コミックで、2017年から『漫画アクション』で連載され、セックスレスの問題に直球で切り込んだ作品として話題となりました。
ドラマでは、奈緒が32歳のOL・吉野みちを演じ、夫婦のセックスレスに悩む様子が描かれます。永山瑛太が夫・吉野陽一、岩田剛典がみちの上司・新名誠、田中みな実が誠の妻・新名楓を演じます。彼らの関係がどのように複雑に絡み合っていくのか、四人の行く末がどうなるのかが注目されています。
監督は『昼顔～平日午後３時の恋人たち～』の西谷弘氏が務め、彼が手がけた作品は社会現象を巻き起こすほどの成功を収めました。奈緒と永山瑛太は『私は父が嫌いです』以来の共演で、岩田剛典、田中みな実とも連ドラ初共演となります。
このドラマは原作の世界観を保ちながらも、ドラマオリジナルのエッセンスが取り入れられており、原作ファンも楽しめることが期待されています。セックスレスというタブーなテーマに切り込んだ人間ドラマで、夫婦関係に悩む人たちの共感を呼び起こすことでしょう。
TBS Tuesday 22:00 『王様に捧ぐ薬指』
主演には橋本環奈が抜擢され、山田涼介（Hey! Say! JUMP）も重要な役どころで共演しています。物語は、絶世の美女であるがゆえに悩みを抱える「ド貧乏シンデレラ」こと羽田綾華と、絶対的な権力を持つ御曹司である新田東郷が織りなす超打算的なシンデレラストーリーです。
綾華は新卒で結婚式場に入社し、家族を支えるために結婚を決意した「ド貧乏シンデレラ」。彼女は絶世の美女であるが、容姿だけでなく強気でズケズケと物を言う性格の持ち主で、家計を助けるためには学費を自分で稼ぐなど経済的にも苦労しています。
東郷は大企業「新田ホールディングス」の社長で、「ラ・ブランシュ」という結婚式場の経営をしています。彼は結婚に対して無関心で、女性には困ったことがない「絶対的王様」。しかし、経営不振の結婚式場を再建するため、綾華に結婚を迫ります。
こうして、愛は一切ないまま始まる「メリット婚」。綾華と東郷の超打算的な結婚生活が展開され、コミカルな夫婦バトルや胸キュンシーンが描かれます。橋本環奈がＴＢＳドラマ初主演を果たし、山田涼介もツンデレな御曹司として新境地を見せると期待されています。
TBS Friday 22:00 『ペンディングトレイン』
このドラマは、「ペンディングトレイン―８時２３分、明日 君と」という作品で、未来の荒廃した世界に突如としてワープした電車の中で、偶然同じ車両に乗り合わせた見知らぬ人々が生き抜く姿を描いています。物語は、通常の生活から突如として非日常の状況に追いやられた乗客たちが、電波も通じず、水や食料もない極限の状況下でどのように行動し、互いに助け合いながら生き抜いていくのかを追求する予測不能のヒューマンエンターテインメントです。
主人公・萱島直哉はカリスマ美容師で、コミュニケーション能力は高いがどこか捉えどころがなく、危険な色気を感じさせる一面を持っています。彼はこれまでの複雑な過去に影響され、心を閉ざし表面上の明るさと饒舌さで日々をやり過ごしています。極限状態に放り出されたとき、直哉はどのような葛藤や成長を経験するのか注目されます。
他にも、消防士の白浜優斗や体育教師の畑野紗枝、大学院生の加藤祥大、ネイリストの渡部玲奈、ポップカルチャー専門学校生の米澤大地など、様々なバックグラウンドを持つ乗客たちが登場し、それぞれが極限の状況でどう立ち向かっていくのかが描かれます。
さらに、高校生カップルや冴えないサラリーマン、キャリアウーマンの登場もあり、彼らが新たな環境でどう変化していくのかも見どころの一つです。物語の舞台である電車内は、日常と非日常が交差する空間となり、異なる悩みを抱えた登場人物たちが共に生き抜く姿勢を描くことで、愛や友情、信頼の重要性が浮き彫りにされるでしょう。
TBS Sunday 21:00 『ラストマンー全盲の捜査官ー』
物語の主人公は福山雅治演じる皆実広見で、アメリカから期間限定で来日したFBI特別捜査官です。彼は過去の事故で両目の視力を失いながらも、鋭い分析力、嗅覚、触覚を駆使して事件を解決する“ラストマン”と呼ばれています。彼のアテンドをするのは、大泉洋演じる警察庁人材交流企画室の室長であり、皆実を護道家と呼ばれる由緒正しい家の人間としてアテンドすることになる護道心太朗です。
物語は、真逆の性格を持つバディ、皆実と心太朗が事件を解決していく様子を描いています。皆実は明るく助けを求めやすく、人を信じる姿勢を持っている一方で、心太朗は己だけを信じて一人で生きてきた強い正義感を持っています。彼らの凸凹コンビが繰り広げる事件解決の過程が、サスペンスとコメディの要素を交えて描かれます。
脚本はサスペンスミステリーの名手である黒岩勉が手掛けており、予測のつかない展開や毎回異なる事件の解決が視聴者を引き込むポイントとなっています。また、家族の人間ドラマも描かれ、日曜劇場らしい重厚な要素も楽しめる作品です。
福山雅治と大泉洋といったトップのエンターテイナーたちが織り成す痛快なやりとりが見どころであり、1話完結の完全オリジナルドラマとして、視聴者に新しい刺激と楽しさを提供する作品となっています。
NTV Wednesday 22:00 『それってパクリじゃないですか？』
知的財産を巡るバトルを描いたエンタメドラマです。物語は、飲料メーカーで開発中の重要な特許がライバル会社に奪われ、情報漏洩の疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季と、知的財産のプロである北脇雅美が特許を取り戻すために奮闘する様子が描かれます。
知的財産の世界で繰り広げられる波乱の日々、人情とルール、原因と結果など異なる価値観を持つキャラクターたちのぶつかり合いがドラマを彩ります。知的財産部の舞台で展開される、まるで「水と油」のような相反する要素を持つ主人公たちのバディドラマに注目です。
NTV Saturday 22:00 『Dr.チョコレート』
新しい医療エンターテインメントドラマで、坂口健太郎が謎多き義手の元医者を演じます。
物語は、極秘手術の条件が現金一億円とチョコレートである、謎多き義手の元医者と10歳の天才外科医の少女が織り成す怒涛の展開を描いています。
二人は法を犯してまでワケあり患者を救う理由を持っており、その背後には10歳の少女の両親を奪った謎の陰謀が絡んでいます。
彼らは「チョコレート・カンパニー」と呼ばれる6人の仲間たちと共に、さまざまな難病や難症例に立ち向かい、時には銃撃戦や飛行機の中で医療行為を行います。
物語は、少女の両親の命を奪った犯人を追いながら、医療の限界を挑戦する姿を描いています
NTV Sunday 22:30 『だが、情熱はある』
「だが、情熱はある」は、オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の半生を描いた新日曜ドラマです。物語は、若林と山里がそれぞれ10代からお笑い芸人を目指し、不遇な時期を経て「M-1」での準優勝を経てブレイクするまでの苦悩や努力、そして成功後の喜びや葛藤を描いています。
若林と山里は、お笑い芸人を目指しているがなかなか成功せず、不遇の時期を経験します。二人は努力の末に「M-1」での成功を収め、オードリーと南海キャンディーズとして知られるようになります。しかし、成功による周囲の変化や、相方の売れ行きに対する嫉妬や妬み、仕事に対する疑問など、ネガティブな感情に苦しむ姿も描かれます。
出会った若林と山里は、お互いのコンプレックスを笑いに変えようと、「たりないふたり」というユニットを結成し活動を始めます。彼らは自分たちの負の感情を笑いに昇華させ、爆笑必至のコントや漫才を披露します。そして、2021年5月31日には無観客ライブで活動の幕を閉じますが、その模様が新たな形でテレビドラマとして再び描かれます。
ドラマでは、若林役を髙橋海人（King ＆ Prince）、山里役を森本慎太郎（SixTONES）が演じ、お笑いコンビ「たりないふたり」の活動や、彼らを取り巻く家族や仲間たちの実話が描かれます。物語は、笑いあり涙ありの感動的な展開が期待される、オードリーと南海キャンディーズの実話を基にした新感覚な青春サバイバルストーリーとなっています。
EX Tuesday 21:00 『unknown』
物語は、秘密を抱えた男女の愛を描いており、ドラマは凄惨な連続殺人事件が発生した町を舞台に展開します。
物語の中心には、秘密を抱えた夫婦が登場します。主演は高畑充希と田中圭で、二人は初の共演でW主演となっています。二人はそれぞれが決して言えない秘密を抱えており、それが結婚に踏み切ることを難しくしています。物語は、彼らが住む町で起こる凄惨な殺人事件と、それに絡む彼らの過去の秘密が交錯していく様子を描いています。
ドラマはラブストーリーとサスペンスが絶妙に組み合わさり、二人の愛とともに予測不能な連続殺人事件が進行します。物語は、高畑充希が演じる週刊誌のエース記者・闇原こころと、田中圭が演じる交番警察官・朝田虎松のカップルを中心に展開され、2人の深い愛と葛藤が描かれます。
秘密を抱える葛藤、未知の世界を受け入れる覚悟、そして究極の愛を問う物語は、視聴者にとっても共感を呼ぶことでしょう。ドラマは、おっさんずラブチームが再集結して制作され、大ヒット作『おっさんずラブ』から5年ぶりに放送されることで期待が高まっています。
物語は究極の愛と未解決の連続殺人事件が交錯する中、登場人物たちの複雑な心情や運命がどのように進展していくのか、期待と興奮が入り混じった作品となっています。
EX Thursday 21:00 『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』
『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は、テレビ朝日で放送される刑事ドラマで、桐谷健太が主演し、福田靖が脚本を手がける強力なタッグが再び結集します。このドラマは、所轄、地検、裁判所の24時といった、一般的には知られざる刑事ドラマの世界を描いています。
桐谷健太演じる主人公・仲井戸豪太は、元体育教師でありながら、異色の情熱を持つ刑事として活躍します。物語は、彼が所轄刑事として犯罪解決に奮闘する様子を中心に展開します。彼は一筋縄ではいかない捜査手法や人情味あふれる姿勢で事件に立ち向かい、その姿勢が周囲とのふれあいや独自の視点をもたらします。
舞台となるのは港町・ヨコハマで、事件解決に向けて仲井戸豪太が疾走します。一方で、彼の前には頭脳派の検事チームや唯我独尊の判事が立ちはだかり、法と刑事の対立や交わり、さまざまな人々がからむことで、大人のビターな群像劇が展開されます。
物語は、サスペンスとユーモアを融合させた大人の群像劇として描かれ、福田靖のオリジナル脚本により、コンプライアンスなどの要素も取り入れられています。異なる組織や職種、立場の人々がぶつかり合い、事件の解決に向けて奮闘する姿が、コミカルな要素も交えながら描かれます。
桐谷健太は、3年ぶりにこのドラマで福田靖と再タッグを組み、新たな一面を見せることに意欲を燃やしています。また、物語には後日発表されるであろう豪華なキャストが加わり、視聴者には新感覚のサスペンスコメディーが約束されています。
EX Sunday 22:00 『日曜の夜ぐらいは...』
このドラマは、日常の中にひそむ様々な事情を抱えた女性たちの姿を描いたもので、岡田惠和の繊細な脚本がキャストたちによってリアルに演じられています。清野菜名が演じる主人公の岸田サチは、平凡な毎日を送りながらも母との二人暮らしを支える若い女性。彼女を含むさまざまな背景を持つ女性たちが、あるラジオ番組を通じて運命的に出会い、お互いに心を通わせていく様子が描かれています。
清野菜名は、岸田サチを繊細かつ不器用な性格として演じ、共演者とのコミュニケーションを大切にしながらリアルな表現を目指しているとコメントしています。岡田惠和の脚本に触れ、「友情」に焦点を当てた素敵な関係性が描かれており、視聴者にも心温まるひとときを提供したいと語っています。
岸井ゆきのが演じる翔子は、不良に憧れた学生時代を過ごし、内面に抱えた感情を素直に表現する役どころ。岡田の脚本にはしゃべり口調が多く、深刻になりすぎないリズムが特徴的で、岸井ゆきのはその点に注目しています。生見愛瑠は、田舎でおばあちゃんと一緒に暮らす女性を演じ、友情を通じて広がっていく物語にほっこりした印象を抱いています。
他にも、岡山天音やTHE RAMPAGEの川村壱馬もキャストに加わり、岡田自身も女性たちの友情や日常の小さな奇跡に焦点を当てたドラマに期待を寄せています。この作品は、現実の中に息づく些細な幸せや絆を感じさせる作品となりそうです。